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台風一過

昨日の午後あたりから強くなり始めた風ですが、今日の午後あたりからだいぶ弱くなり「あ、台風が過ぎていったな」と感じる事が出来ました。

しかし、昨晩は本当に風が強く補強を施したといえど、バナナのハウスが気にかかってほとんど眠れない夜でした。

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気になって仕方がないので今朝は早めに食事を済ませ、7時には農園に。
おかげさまで、なんとかハウスは無事でした。

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雲の切れ目が出来、お日様が出てきましたので急いで通気口を開け補強を解いていきます。
今週もしっかり収穫が出来そうです。

ただ・・・

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田んぼの方が思ったより深刻です。
稲が寝ているのは時間が経つと自力で起きてくれるのですが、問題はところどころにある茶色くなってしまっている部分です。

この辺りだけでなく全国的な問題となっている「ウンカ」にやられてしまいました。
前回の台風9号の時に運ばれてきてしまったようです。
このウンカは、無農薬にこだわるどうのこうの以前に、国内で認可されている農薬は効かないと聞きました。
まだまだ農薬の安全性に対し、基準の緩い国で、かなり強力な農薬に対して耐性が出来てしまっているようなのです。

初年度から豊作で、良いお米が収穫出来るといった、甘い考えはなかったのですが、それでもここまで順調に育ってくれていただけに、すごく悔しい思いです。

まだ、元気な稲もあります。ここは最後まで無農薬に拘って、少しでも収穫ができたらと考えています。

台風がいつやってくるか、なんて解りませんし来年の台風の予測など誰にも出来ないのですが、この台風が連れてくるウンカ。今年のこの事態を教訓に、来年は植え付ける品種選びから出直そうと思います。
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[ 2020/09/07 14:55 ] 開拓 | TB(-) | コメント(0)

次は!?

バナナの収穫は、順調に進んでおります。
ワイワイ祭り以降、多くのお問い合わせをいただいております。あと少しで商品としてご提供出来ます。もうしばらくお待ちいただけたらと思います。

さて、バナナの最初の収穫が始まったばかりなのですが、次なる植物の栽培計画も進んでおります。

凍結解凍覚醒法により、日本でも栽培が可能になった南国植物は多々あるのですが、その中でも今後特に日本国内で「不足」が心配される「コーヒー豆」。
このコーヒー豆の諸事情は、ネットで検索しても色々と出てくると思います。輸入される農産物で問題の無い物は無いとも言えるのですが、国内の様々な状況を考慮しコーヒー豆を栽培する計画が進み始めました。

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凍結解凍覚醒法の発案者である田中節三先生のお写真がドーンと載ったパッケージ。
そう、すでに岡山では国産コーヒーの栽培が行われおり、商品化もされています。

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封を開けた途端に広がる豊かな香り。一粒かじってみました(私は、自分で飲むコーヒーはこの状態でかじってみます)。
豊かな香味はもちろん、ほんのりと感じる甘さは独特のもの。

独特といえば、「ミル」の方法も独特です。

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こすり合わせない方がより香味の高いコーヒーになる、とのことで叩いて砕きます。かなり荒い状態ですが、これで良い、とのことです。

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で、これをなんと「急須」で淹れます。
少し蒸らして、あとは一気にお湯を注いで行くのですが・・・・

ここまでのプロセスを、お客様がご自身でお好みの荒さにミルできて、お好みの淹れ加減で飲んでいただけるセルフカフェ、みたいなのが営業できたら面白いかもですね!

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アターブルさんから、ひかりバナナを使って作っていただいた「バナナカスタードパン」の試作品をお預かりしておりましたので、その試食と国産コーヒーの試飲会。
このコーヒーは・・・・なんと表現したら良いのか・・・・濃くても飲みにくく無いんです。香りの方が味より主張してくる感じといえば良いのでしょうか。酸味がほとんど感じられない素直な飲み口で、クセのない味わい。その中で、素晴らしい香りが特別なコーヒーであることを主張してきます。

アターブルさんのパンも素晴らしい出来栄え。こちらは、また次回にしっかり紹介させていただこうと思います。

色んな新しい事が一気に動き出し大忙しな日々が続いておりますが、その分ワクワク感も膨らんでおります。とりあえず、今は一刻も早く、応援して下さる皆様に「美味しい!」と言っていただけるバナナをお届けできるよう全力で進んで参ります!その中で、次に予定されているコーヒーにもご期待いただけたらと思います。宜しくお願い致します!
[ 2019/08/24 18:18 ] 開拓 | TB(-) | コメント(0)

台風接近

大型の台風10号が近づいています。現在、岩国市の南南東約50キロにあって、バナナ園のある光市は今から徐々に雨、風共に警戒が必要になってきそうです。
ただ、当初の予想進路よりも東側なので、心配していたような暴風雨にはならない・・・であって欲しいところです。

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15時現在、バナナ園は雨こそ強めに降っていますが、風はそこまでではありません。

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夏から秋にかけての台風は、果物等の農作物に甚大な被害を及ぼします。
子供の頃によく連れて行ってもらっていた徳佐のリンゴ園や、須金のナシ・ぶどうが収穫を目の前にしながら風で落ちてしまってるのをテレビのニュースで視て、なんともいえない悲しい気持ちになっていました。

バナナ園を始めた今では、それも他人事ではありません。ここまで順調に育ってくれたバナナ達を、なんとか皆様に楽しんでいただけるように守って行かなくてはなりません。

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自然の強大な力の前では、人間の技術や知識はまるで役に立たない事も多々ありますが、できる事全てをやってなんとか乗り切っていきたいです。

皆様におかれましても、くれぐれもご用心していただいて、お怪我や、災害に遭われないよう心よりお祈り致します。
[ 2019/08/15 15:16 ] 開拓 | TB(-) | コメント(0)

ミニお披露目会

本日は、YABさんが二度目の取材に来てくださる、ということで、本当はもう1日か2日程度の追熟をさせたほうが良かったのですが、せっかくですのでこれまでご協力してくださったしてくださった方にも来ていただいて、ちょっとしたお披露目会を開催しました。

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真冬の寒い時期から、夏の暑い時期まで頑張ってバナナのお世話をしてくださったスタッフにも、自分たちが育てたバナナを味わってもらいました。

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う〜ん、6割・・7割程度の熟し方でしょうか。まだ、食べごろのサインであるシュガースポットも出ていませんし、少し緑色の部分も・・・

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ただ、皆様のおかげで予想以上に大きく育った「ひかりバナナ」は、ずっしりと重く、この状態でもかなりの甘みです。
個人的には、若干酸味の残ったこのくらいの熟し加減のバナナも美味しいと感じます。グロスミッシェル種の特徴でもあるモチモチ感を楽しみたい、という方はもう少し追熟したほうが良いでしょうか。

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今日は、これまで作業に携わってくれたスタッフも取材を受けていました。

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また、YABさんだけでなく、今日は地元情報誌の「瀬戸内タイムス」さんも取材に来てくださいました。
多くの方が、この「ひかりバナナ」に期待してくださっているのを感じました。

そして、今日ここで試食してくださった皆様に、「美味しい!すっごい甘い!!」と喜んでいただけた事を本当に嬉しく感じました。
まだまだ生産量自体が少なく、貴重なバナナというイメージの強い国産バナナですが、もっともっと頑張ってたくさん育てて、一人でも多くの方に食べていただきたいと考えております。
[ 2019/08/05 16:07 ] 開拓 | TB(-) | コメント(0)

遂に収穫!

本日、遂にバナナの収穫作業を行いました。

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同じ時期に植えられたバナナ達ですが、成長の早さは株によって異なります。見渡す限り、ほぼどの木にもバナナが実ってますが、それでも遅い木にはまだ花もついていないものもあります。

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今日は、最も早く花が咲いた物と2番目の、2本の木から収穫を行いました。
最初の木は、4月21日に実が姿を現したと記録されていますので、3ヶ月ほど木に付いた状態で熟成された物になります。

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それはもう、見事に育ってくれています。
実がパンパンに太り、その分皮が薄くなり衝撃や傷にも弱いデリケートな状態ですので、房ごと一気に切り出すのではなく、一段ずつ丁寧に切り、取り出して行きます。

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切り出し作業がしやすいように最初に切り取った葉っぱの上に重ねて行きます。

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実は、この葉っぱには貴重な栄養素が沢山含まれているのです。今後、この葉っぱでお茶か青汁のような物が出来ないか企画中です。

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切り出されたバナナは、丁寧に追熟用の箱に詰められて

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温度管理された倉庫に運び込まれます。

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この状態でもバナナは生きていますので、しっかりと呼吸が出来るようサーキュレータで空気を回して行きます。

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約20度が、バナナが最も美味しく熟して行く温度になります。
バナナは、自らが呼吸で吐き出した「ガス」により熟成が進んで行きます。まだバナナの数が少量ですので、食用エタノールを使い、バナナから出るガスと同じようなガスを作り熟成を手助けします。

凍結解答覚醒方により、国内で生産されるバナナはお客様の手元に届き、食べていただく直前まで生きています。ですので、輸入バナナのように防腐剤に頼らなくても腐りません。テレビなどで「皮ごと食べられるバナナ」という事が強調されていますが、あれは一般に広まっている解釈と現実はちょっと異なっておりまして、「皮が美味しい」という訳ではなく、「皮ごと食べていただいても安全ですよ」という意味なのです。

年末に、ヨトウムシが発生した時は、その退治に追われて大変でした。が、なんとか農薬に頼ることなく育てる事が出来ました。

予想よりも大きく成長してくれたバナナ。この農園が始まって最初のバナナ。今日は記念すべき日です。収穫作業はかなり手間がかかり大変な日々が続きそうですが、美味しくて安全な国産バナナのために頑張っていきます!
[ 2019/07/29 16:37 ] 開拓 | TB(-) | コメント(0)