今週は良いお天気が続き、専用堆肥を埋める穴掘り作業、そして堆肥の埋め込み作業も順調に進んでいます。  一時ほど暑くなく、体力的にも少し楽にはなってきましたが、それでもやはり暑く、体は悲鳴をあげてきています。 が、10月末までにバナナの苗を植えて行かなくてはなりませんので、鞭を打ちながら頑張っています!  大まかな穴掘りは重機の力も借りる事ができますが、形を整え、丁寧に堆肥を埋め込んで行くのは手作業になります。  「もんげーバナナ」の開発者である田中節三氏のノウハウが詰まった堆肥。 バナナだけでなく、パパイヤやマンゴー、コーヒーと、本来南国で育つ植物をここ日本で成長させるために必要不可欠な堆肥は非常に高性能で、すでに多くの実績を生み出しています。  柔らかく、優しい手触りの堆肥です。「母なる大地」という言葉がありますが、この堆肥がお母さんのように優しく、バナナを成長させていってくれます。  ここの5棟が完成したら、隣の土地の7棟も始まります。まだまだ先は長いですが、美味しいバナナをたくさん育てるためにスタッフ総出で頑張ります!
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昨日より、バナナ専用の堆肥を埋め込むための穴掘り作業を行う予定でしたが、生憎の空模様で思うように進められません。今回は、「凍結解凍覚醒法」について、前回記事の続きを少し書かせていただこうと思います。  氷河期を乗り越えたバナナ。現在のバナナの産地であるインドネシア等の熱帯気候でなくとも「バナナは育っていた」と考えられます。では、その寒い気候でも育つバナナをどうやって現在に蘇らせるか。 田中節三氏の発想は、バナナに限らず、「植物の中には、氷河期を乗り越え蘇った力が眠っているはずだ!」という直感から始まりました。 まずは、この氷河期を再現し、そこで生き残れるバナナがあればそれこそが寒冷地でも育つ事のできたバナナになる。その「氷河期を再現する」ことが大きな難関となりました。 冷蔵庫で一ヶ月冷やしてみる、逆に短期間だけ冷やしてみる、氷水に浸けてみる、海水と同じ塩水に浸けてみる・・・考えつくありとあらゆる方法を何度も何度も失敗を繰り返しながら10年。 そう、10年もの長い期間を経てようやくこの「氷河期を再現」することが出来たのです。
世間は連休でしたが、ハウスの建設の方は順調に進んでおります。 そんな中、バナナ用の専用堆肥がD&Tファームより送られてきました。  今週から坪堀という作業が始まります。 バナナが植えられる部分に穴をあけ、この専用堆肥を入れます。簡単に言いますと、従来からの土壌とバナナの根が入る部分をプランターのように分ける作業です。 「プランター」と言っても、大きな大きなバナナの木が育つわけですから相当に大きな物になります。バナナ1本につき、この堆肥が70袋も必要になるのです。 上の写真の1つのパレットに70袋載っているのですが、800本強のバナナが植えられますのでこのパレットが800以上運ばれてきます。 今から、この穴掘りを800箇所以上・・・ちょっと気が遠くなってしまいそうです・・・  しかも、この堆肥のパッケージには田中節三氏の姿が・・・ 「しっかりやるように!」と見守られているようでプレッシャーを感じます。 バナナに限らず、農業は土が命。美味しいバナナがしっかり育つよう頑張って行きます!
バナナのハウス工事は順調に進んでいます。 今回は、ここで栽培される「もんげーバナナ」を産み出した「凍結解凍覚醒法」についてお話しさせていただこうと思います。 ただ、全部を一気に、となるとかなり長くなってしまいますので、まずはその「きっかけ」の部分を。 およそ1万2000年〜1万3000年も昔に、人類がバナナを食べ始めた。そういう記録が残っています。 1万3000年前というと、7万年前から続いていた氷河期の終わりで、「最終氷期」という時代で、バナナの起源と言われるインドネシアも氷河で覆われていました。 その氷河のある時代にバナナが生まれた・・・それは植物の進化から考えてありえない事です。 氷河期が始まる7万年よりも前に、すでにバナナは存在し、氷の中でカチカチに凍っていた。 それが氷河期が終わる事で息を吹き返し、蘇生した。そう考えられます。今は、主に暑い場所で育っているバナナですが、氷河期からその後の温暖化に順応していった。もしかしたら、本来バナナは、実は寒さにも強い性質を持ち、この日本でも栽培は可能な植物ではないか。  しかしながら、その1万3000年も前に極寒の土地で実をつけていたバナナは、すでにこの世には 存在しません。 その、寒さにも耐えるバナナを、なんとか再現できないだろうか。 そんな思いから、気の遠くなるような試行錯誤を重ね、もんげーバナナの産みの親である田中節三氏は「凍結解凍覚醒法」という 魔法のような技術にたどり着いたのです。 この、たどり着くまでの過程はまた後日、ご紹介させていただきたいと思います。
着々とハウス建設の方が進んでおります。  このハウス、バナナが育つわけですので、相当に大きい物となります。  ただ、写真ですとなかなかその大きさが伝わりにくいですね。 ですので、ちょっとドローンを飛ばして動画を撮ってみました。 もんげーバナナのハウス建設中!青字の部分をクリックしていただきますと、You tubeの動画が開きます。 ぜひ視聴していただき、そのスケールを感じていただけたらと思います。
ハウス用の資材の搬入も終わり、いよいよ建設が始まりました!  「バナナ」が育つハウスですので、イメージ以上に大きなハウスです!  先日の記事でもご紹介させていただきましたが、この場に5棟、今月の中旬からその隣の土地に7棟の12棟が建設されます。 ここまで来ると、一気に前進します。 バナナの苗の植え付けは、10月下旬から開始です。  暖かい国でないと育たないバナナの苗を、日本では寒くなり始める10月下旬から行います。 それでも、問題なく育っていくのです。 「もんげーバナナ」の核である「凍結解凍覚醒法」から産まれたバナナには、そういうチカラがあるのです。 ちょっと書かせていただきますと、バナナは南国の物です。ですので、主な産地であるインドやフィリピン、日本で馴染みのある台湾等には、バナナにつく「害虫」がいます。ですので、農薬を使用するのは必須なのですが、この日本には、バナナにつく害虫がいないのです。なので、無農薬での栽培が可能になります。 また、もんげーバナナは、気温が氷点下になっても枯れることはありません。もんげーバナナ自身は、この日本で、露地栽培でも充分に生きていけるチカラを持っているのです。ただ、強風で茎が折れてしまうのを防ぐ為、あと、露地栽培ですと年に1回しか収穫出来ないのでハウスでの栽培になるのです。 皆様にお届けするのは、果実での「もんげーバナナ」ですが、この地で元気よく育っているバナナもぜひ観ていただけたら。と思います。
いつもブログを読んでくださってありがとうございます。 このブログが本格的な更新を開始したのが8月の25日。そこからまだ2週間も経っていないにも関わらず、大変多くの皆様がアクセスしてくださり、大変驚いております。 それだけ「もんげーバナナ」という物への関心が高い、という証明なのだと思うのですが、少しづつ、この「もんげーバナナ」がいかにして誕生したか、等のこともここでご紹介させていただけたらと思います。 「もんげーバナナ」の産みの親でもあられます、田中節三氏による著書「奇跡のバナナ」。  この本には、「もんげーバナナ」を実現させた技術の核である「凍結解凍覚醒法」に、いかにしてたどり着いたかが大変面白く紹介されています。 中でも、「物言わぬ植物の心を読み取る」の章で書かれている事からは、「人間社会の一般的な常識」に捉われていると、さもすればバカにされてしまうような事。「植物に感情なんてあるはずがない」「そんな能力が、植物や昆虫に備わっているわけがない」、そういう常識からの目線でしか物を見ることが出来なかったら、決してたどり着く事が出来なかった技術だということが解ります。 事実、田中節三氏の研究は、その何倍もの規模と資金力を持つ、誰もが聞いた事のある食品メーカーの研究室をも唸らせるものでした。  植物の持つ「感情」に寄り添い、長い時間をかけてたどり着いた「凍結解凍覚醒法」は、これからの日本の、いや、世界の食品に対する常識・価値観を変えていくものではないでしょうか。 今後、バナナだけではなく、様々な農作物に応用され商品化されていきます。少しでも多くの方に興味を持っていただき、この「凍結解凍覚醒法」による作物の生産者となられる方が増えてくだされば、大変幸せます。
先日は、「ジャム」の紹介をさせていただきました。 が、とにもかくにも、原材料であるバナナや、その他の果物をたくさん収穫出来ないと、とてもではありませんが皆様にご提供出来る体制にはなりません。 まずは、栽培です。 土地の造成も終わり、栽培していく為に必要なハウスの建設がはじまりました。  まずは、5連棟の建設です。  予定では、今月の半ばよりその隣の土地に更に7連棟の建設が始まります。  10月の中頃には、全12棟が完成予定となっております。 「奇跡のバナナ」と呼ばれ、非常に高価な「もんげーバナナ」。この「希少価値」の「希少」の部分を取り除き、少しでも多くの方に食べていただきたいのです。 栽培に興味のある方も、そうでない方でも、ハウスが完成し、バナナの栽培がはじまったら、ぜひ多くの方に見学に来ていただけたらと思っております。
この事業は、現在はバナナ農園での「もんげーバナナ」の栽培に向かって進んでいますが、実はそれだけではありません。 これまでにないアプローチで「食の安全」を追求し、様々な商品の研究・開発も行っています。 今日は、その中の一つである「ジャム」のご紹介をさせていただけたらと思います。  これは、左側の黄色いのが「もんげーバナナ」、右側の赤いのが、もんげーバナナと同じ凍結解凍覚醒法を用いて作られた「パパイヤ」を使ったジャムです。 このジャムは、もんげーバナナの方が半年、パパイヤの方は3年、常温で保存してきたもの。そして、この両方とも防腐剤等の添加物はもちろん、砂糖すら使ってない、果肉のみで作られたものなのです。  では、なぜ腐らないのか。 ハチミツは、常温でも腐りません。炎天下の元にずっと置いていてもその品質は変わりません。 このハチミツが腐らない仕組みを時間をかけて研究し、突き止め、それを用いているのです。ですので、逆に冷蔵庫に入れることによって劣化してしまいます。  バナナは、皮をむいて実をさらした状態にすると茶色く変色してしまいますが、この状態ですと作った時のままの色も保たれます。また、もんげーバナナも、このパパイヤも、もとから糖度が非常に高いので、砂糖を使わなくても十分な甘みがあるのです。 常温で保存し続けたものですが、今、摘んできた物で作ったままのような香味は、この製法ならでは。 ただ、このジャムにも欠点があります。防腐剤の代わりに腐らせない為に使用する酵母は、バナナの「でんぷん」を分解し、「糖」にしていきます。ですので、あまり長時間保存するとジャムとして甘すぎる物になってしまいます。お砂糖も一切使用していないのに、です。 今回の試食で使用したジャムは、それぞれバナナの方が半年、パパイヤの方は3年経過したものですが、どちらも若干甘みが強くなっていました。 甘すぎるジャムになってしまったものは、お菓子の具材として利用できます。以前、このジャムを使ってマフィンを作ってみたところ、大変好評でした。 現在は、まだまだ商品化するには原材料のもんげーバナナや、その他の凍結解凍覚醒法で作られた作物が希少なため仮に製造が出来ても非常に高価なものになってしまうのですが、今からその数をどんどん増やしていき、より多くの方にお届けが出来るよう頑張っていきたいと思っています。 10月末には、バナナ農園の第一弾が完成します。興味のある方は、ぜひ見学に来ていただけたらと思います。
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