今日で11月も終わり。忙しいと、時間が経つのが本当に早いです。 この土地を購入し、草刈りを始めたのがついこの間のように感じます。 ついこの間のように感じるのですが、ここまでやって来たことを一つひとつ思い起こすと長かったような気もします。  どちらにしても、あと少し。新しく建てたハウスの方にバナナを植え替えたら、ちょっとひと段落、という感じでしょうか。  専用の培養土を埋める作業も、9割りがた完了しました。  この培養土が倉庫に運び込まれた時は、その量の多さに「これを全部埋め込まないといけないのか・・・」と、少し途方に暮れるような気持ちにもなりましたが、その倉庫もほぼ空になってきました。  いくら日本の気候で育つことの出来るバナナでも、やはり土壌はバナナがしっかり育成できるように調整された物が必要です。ここでは、D&Tファームの南国植物専用の培養土を使っていますが、腐朽菌が活動しているからでしょうか。触るとほんのり温かいです。ふわっとした感触の優しい堆肥、きっとバナナもこの温かさを感じながらしっかり育ってくれることでしょう。 このブログや、フェイスブックを見てくださる方が予想以上に多く、大変喜んでおります。今は力仕事が多いのですが、皆様からの応援がパワーの源になっています。応援、ありがとうございます!
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「凍結解凍覚醒法」により引き出される植物の能力は、熱帯の物が寒い地方でも育つ、という事だけに止まりません。 我々は、この事を「氷河期効果」と呼んでいます。 凍結解凍覚醒法を生み出すにあたって使われたパパイヤ。このパパイヤという植物は熱帯の植物ですので、もちろん日本で育つことはありませんでした。気温が13°を下回ると枯れてしまいます。 凍結解凍覚醒法で生まれ変わったパパイヤはこの日本で育ち、見事な実を収穫することができるのですが、「氷河期効果」がもたらすのはそれだけではありません。 凍結解凍覚醒法で生まれ変わったパパイヤの遺伝子解析を行ったところ、DNA転写が通常の30倍以上という結果が得られました。理論的には、DNAの転写が30倍ということは、通常の30倍のスピードでの成長が可能ということです。もちろん30倍というのは理論値ですので現実的には数倍ですが、それでものパパイヤが通常の半分以下のスピードで収穫できるようになりました。  植物は、周りの環境に合わせてその形態や性質を進化させていきます。凍結解凍覚醒法は、その進化を一旦リセットし、本来その植物が持っていた能力を新しい環境に合わせて最大限に引き出方法してくれます。地球に最後の氷河期が訪れる以前のバナナやパパイヤが、実際どのような形状で、どういう環境で育っていたのか、それを正確に判明させることはできませんが、その秘めたる能力は、我々人間の持つ既存のものさしでは計り知ることが出来ないほどの物だったのではないでしょうか。 凍結解凍覚醒法の産みの親である田中節三氏の元では、まだまだ研究も進められています。「皮ごと美味しいもんげーバナナ」の誕生は衝撃的な出来事でしたが、今後さらに驚くような、ワクワクするような発見もあるのではないでしょうか。 私はそれが、今から楽しみでなりません。
だいぶ寒くなってきました。日中の気温が20度を下回る事も増えて来て、いよいよ「冬」がやってきた、という感じです。  新しいハウスの穴掘り作業も終わり、現在は手作業で丁寧に堆肥を埋め込む段階です。こちらへの苗の植え付けにもそろそろ取りかかれそうです。  バナナにとっては厳しい日本の冬、ですが、凍結解凍覚醒法から生まれたバナナはそんな事おかまいなしにぐんぐん成長しています。 凍結解凍覚醒法の記事でも触れましたが、氷河期を経験させて生まれ変わった植物達は、その成長の速さにも特徴があります。 頻繁に観ているので気づき難いのですが、日本人の男性としては比較的身長の高い部類に入ると思われる私の背丈(約185cm)に追いついてきました。  「おお!大きくなった!!」という実感は無いのですが、そういえば、いつのまにか追いつかれてしまったな!という感じです。茎もだいぶしっかりとした太さになってきました。 今年は、夏がとても暑かったせいか急に寒くなったように思うのですが、そんな中でもしっかりと伸びてくれています。 ここで作業に携わっているスタッフにとっては見慣れた光景ですが、実際には、冬の霜が降りるような寒い日に、元気よくヒマワリが咲いているのと同じような光景、と言っても過言ではない状況。 「凍結解凍覚醒法」という技術を取り入れた、とは言え、これは本来バナナが持っていた能力です。 寒さを克服したバナナにとって、病気や害虫のいないこの日本は住みやすい場所なのかも知れませんね!
「凍結解凍覚醒法」について、ここまでざっくり書かせていただいたのですが、よくあるご質問に「バナナは種が無いのに、どうやってるの?」と言うものです。 そう、確かにこの「凍結解凍覚醒法」の試行錯誤は、パパイヤの種を使って行いました。そして、バナナは通常「株分け」によって増やしていきますので「種」がありません。 植物は、動物とちがい一つの細胞から「根」、「茎」、「葉」といったものに成長する能力をもっています。身近で解りやすいもので例えますと、じゃがいもは、バラバラにして土植えると苗が出てきます。さつまいもも、茎を切って土に刺しておくと、そこから根が生え成長していきます。  バナナの根にある「成長細胞」を「凍結解凍覚醒法」にかけます。ただ、バナナの場合はちょっと手をかけてあげなくては植物としての形になってくれません。 バナナが芽を出す為のホルモンである「オキシトシン」と、根を出す為のホルモン「サイトカイン」。この二つのホルモンのバランスをとってあげると、芽と根が出てきて、植物体としてのバナナになります。 よく、この「凍結解凍覚醒法」を「品種改良」と混合される方がいます。 ものすごく広い意味でいうとそうかもしれませんが、一般的に行われている品種改良と「凍結解凍覚醒法」は、根本的な考え方やその技術、過程は全く異なるものなのです。  凍結解凍覚醒法により生まれたバナナが、ここ光市でどんどん育ち始めています。興味のある方は、ぜひ一度見学に来ていただけたらと思います。これからの寒い気候でも、活き活きと成長しているバナナをご覧いただけますよ!
第1期と言いますか、今回建設予定のハウスが全て立ち上がりました。 実際に建設が終わったのは先月なのですが、その様子をドローンで撮影していただきましたので、ご紹介させていただきますね! やはり、こうやって改めて動画で見ると少し感慨深い物があります。 スタッフを始め、ご協力してくださった企業の方々に感謝です。ありがとうございます。 ここから、光市の・・・いや、世界の農業に革命を起こしたい!と強く思っております。
日を追うごとに寒くなっていますが、バナナは順調に育っています。  周りの田んぼの稲刈りも落ち着き、静かになった田園の中で、このバナナ園は活気にあふれています。  隣の新しいハウスも、どんどん進んでいます。堆肥を埋める為の穴掘りも、2度目になると最初よりも無駄な動きがなく、効率よく進んでいます。  ここに植える苗は、もう到着していますので少しでも早く作業を終わらせないといけません。やはり、鉢に入ったままよりしっかり地面に根を張った方が成長も早いですし、バナナの木自体にも力強さを感じます。  最初に建てられたハウス内の、まだ鉢に入ったままの状態の物が新しい方のハウスに植えられるものですので、本来ならもう少しのびのびと育つことの出来る環境になります。  ビニールで覆われていますので、温室効果はありますが暖房のないこの状態で元気よく育つバナナ。 日本の11月の気候での事なので、本当ならそれ自体がすごい事なのですが毎日観てると当たり前になってきてしまいました。 この光景が、日本全国で「あたりまえ」になる日を目指して張り切っています!
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