本日から、新しいハウスへの苗の植え替え作業が始まりました。

植え替え作業はこちらのスタッフも一度経験済みなのですが、非常にデリケートな作業で目に見えないノウハウも多々ありますので、D&Tファームのスタッフも応援に駆けつけてくれます。

1期目のハウス内に「居候」していた鉢植え状態の苗を、ひとつひとつ運び出します。
この場所は元々が水田ですので、暗渠パイプが埋設されているハウスの外は先日の雨がまだ残っており「じるい」状態。足元が悪く、この運搬作業だけでも大変です。

新しいハウスへ運び込まれたバナナの苗。やはり、地面に植え替えられた物と比べるとまだ小さいです。
これから、しっかり地面に根を張って育って行ってもらわなくてはなりません。

準備が出来た場所から、D&Tのスタッフが植え替え作業にあたります。
農業用のビニールハウスとしてはかなり大きなハウスですが、もんげーバナナの木は相当大きく育ちますのでバナナ同士の干渉が可能な限り少なくなるよう、きっちり寸法を出して整列させます。

また、斜めになってしまわないよう微妙な角度調整をしながらの植え込み作業。これが側で観る以上にデリケートで時間の掛かる作業になります。
ただ、この植え替え作業が終わると、とりあえずひと段落です。8月から本格的に始まった「もんげーバナナ農園」の完成が近づいてきました。

ハウスの周りにあった緑も、すっかり枯れてしまい「真冬」の様相です。実際、先週あたりから最高気温が10度前後、最低気温が0度前後と、常識で考えると「苗の植え替え」をするなんてありえないような気候です。南国の植物ではなく、もともと日本にある農作物でもこの時期は「越冬状態」にあるのですが、そんな中で熱帯植物であるバナナの植え替え作業が「凍結解凍覚醒方」により可能になるのです。
もし、このバナナを「自分も育ててみたい」「興味がある」と思われた方は
https://www.dt-farm.com/
まで、お気軽にお問い合わせください。
バナナだけでなく、様々な「日本で育つ」耐寒性のある熱帯植物で、日本の農業と食を、より良い物にしていきたいと考えております。
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昨日からの雨があがり、一気に気温が下がってきました。
温暖な光市でも、週間天気予報を見ると最高気温が10度を下回る日も出てきて、最低気温は氷点下になる日もあるようです。
凍結解凍覚醒方で生まれ変わったバナナは、このような気温の中でも枯れる事なく育つことは出来ますが、より美味しいバナナを短期間で実らせる為には、そろそろ暖房の力を借りないといけない時期に入ってきました。

ハウス内は、こんな曇った日でも若干暖かさを感じます。

前回、私の身長に追いついてきました!と報告させていただきましたが、もうすでに私よりも背の高い木もあります。
背丈もですが、茎の部分もかなり太くなってきています。
茎を囲んでいた「皮」の部分。上の写真のように、もともと被っていた皮が裂けてしまっています。これは、これだけ太ったという証拠。触っても、しっかり根付いているのが解ります。

ハウス内は、当然ですが風がなく空気が淀んでしまいますので、このようなダクトを這わして送風し対流を起こします。
気温が氷点下になるような日は、暖房を入れ、ここから温風を出すようにします。今日はまだ送風だけですが、今夜あたりから暖房を入れたほうが良さそうですね。
露地栽培でも育てることは可能ですが、こうして暖かさを保ってあげることで約半年という驚くような速さでバナナを収穫することが可能になります。

「より美味しいバナナに育てる為に」は、前回紹介させていただいた堆肥も追加していく必要があります。「もんげ〜ばなな」の「もんげ〜」は、岡山の方言で「すごい」という意味なのですが、これは、寒い気候でも育つからすごいのではなく「すごく美味しい!」という意味での「すごい」なのです。もちろん、本来南国で育つバナナが日本で育つということ、そして、それを可能にした凍結解凍覚醒方は「すごい」のですが、すごく美味しいからこその「もんげ〜ばなな」なのです。
本家、岡山のもんげ〜ばななに負けない美味しいバナナを実らせてくれるよう、愛情を込めて育てています!