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稲を植えました

周りの稲作農家さんや、ライスセンターの方から「まだ早すぎますよ」と、たくさんのアドバイスをいただいたのですが、このところの気候の変わりようを肌で感じ、「今が植え時」という直感があったので田植えをしました。

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もちろん、気候の変化だけでなく昨年、収穫を目前にしてやられた台風被害と、ウンカの被害を避ける為に、という考えもあっての、この時期の田植えです。

山口県の瀬戸内では、だいたいが「ひとめぼれ」、もしくは「ひのひかり」という品種なのですが、森林の里では「こしひかり」を植えました。
これも、成長が早く台風が来る時期の前に収穫をしたい、という理由があっての選定でした。

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もちろん、稲作はまだ2度目。技術も経験も、周りの先輩農家の方々には劣っていると思いますが、ここ最近の気候変動によると思われる不作を考えると、新しいことに挑戦する意味は大きなものがあると思います。

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朝晩はまだ冷える日もありますが、日中は初夏のように暖かく、すでにオタマジャクシも泳ぎ始めています。
遅霜にも強いコシヒカリ、きっとしっかり育ってくれると信じて、バナナ同様、愛情と手間をかけて、無農薬で育てていきたいと思います!
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[ 2021/04/22 15:24 ] 農の聖地 | TB(-) | コメント(0)

2年目の稲作

季節が移り変わるのは早く、特にこの時期は目に見えて景色が変わっていくので、春から夏への移り変わりを肌で感じます。
先週はあんなにキレイだった桜も、ほとんど散ってしまい緑の葉っぱが出てきています。代わりに、これから水田になる田んぼには、鮮やかな紫色をしたレンゲがいっぱい咲いていますね。

さて、森林の里では昨年から稲作にもチャレンジしています。周りのベテラン農家さんからも色々とアドバイスをいただき、順調に育っていたのですが、収穫直前の台風と、台風が連れてきたウンカによる被害に最後の最後でやられてしまいました。

そこで、今年は稲の品種を早稲の「コシヒカリ」に変更することにしました。
さらに、本格的な台風や今年も懸念されるウンカ被害が始まる前に収穫出来るタイミングで植え付けをしてみようと思います。

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先週末から水を引き込み始めました。
農業をしていると、細かな自然環境の変化に敏感になってしまうのですが、今年は「水」が少ないです。おそらく、この近辺の地下水の含有量が減ってきているのではないでしょうか。

私たちの水田が早く水を入れることで、時期が分散されて水の取り合いも防ぐことが出来るのではないか、と考えています。

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まだまだ隣の田んぼは開墾前です。「また、あそこは変わった事を始めたな」と、笑う方もおられますが、長く稲作に携わってこられた農家さんは、今の気候の代わり様を考えると、この時期から始めるコシヒカリ栽培は正解かもしれない、と言ってくださいました。

失敗が怖くない訳ではありませんが、何事も挑戦していかないと前に進めません。

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朝晩の冷え込みが少し気になるのですが、昼間の気温は申し分ありません。

もちろん、森林の里のコンセプトである「食の安全、安心」は稲作でも同様で、農薬を使わずに育てて行きます。
手間がかかりますが、それだけの価値はあると考えています。

すでに、カエルがたくさん集まって来ています。オタマジャクシの沢山泳ぐ、私たちが子供の頃の水田がここにあります。

バナナの直売所のすぐそばの田んぼです。これから新たに農業に取り組んでみたい、食の安全を追求した作物に興味がある、これからの食糧不足が心配で、なんとかしたい、と言う想いのある方がおられましたら、是非お話に来ていただけたらと思います。
一緒に農業を盛り上げて行きましょう!
[ 2021/04/07 14:44 ] 農の聖地 | TB(-) | コメント(0)