5月の初め、森林の里に新しくベトナム人のスタッフが仲間入りしました!
もともとは、農業ではなく他の業種で「技能実習生」として日本に来ていたのですが、実習終了後、本来ならベトナムへ帰国しないといけないところが、コロナの影響で出国出来なくなり困っているとのこと。
また、本人にも可能であれば今後も日本で働きたい、という意志があり色々と相談を重ねた上でうちで働いていただくことになりました。
すごく真面目で、すぐにスタッフとも仲良くなり一安心。そして、だいぶ作業にも慣れて来始めた頃に彼がバナナの木を一本いっぽん見ながら
「これはすごく元気な木。良い実がなるよ!」とか「この木は少し元気がない。水をもっとあげないと」など言い始めたのです。

聞けば、ベトナムのご実家が農家で、バナナやカカオ、コーヒー豆を育てていて、子供の頃から手伝ってきたのでそういう事が解ってしまうらしいのです。

「この木は葉っぱが多すぎてお日様があたる邪魔になってるから、葉っぱを少し切ってあげましょう」
「この木は、残念だけどこのまま育てても良い実はならないので、間引いて他の株を持ってきましょう」
など、具体的にどうしたら良いかも教えてくれ始めました。仕事を教えるどころか、こちらがバナナの育て方を教わる立場になってしまいました・・・・
しかし、これは本当に嬉しい事でした。
彼がここ森林の里で、彼自身の知識を活かして頑張ってくれているのを見ると、本当にここに来てもらって良かったと感じます。
また、今後彼や彼のご家族、友人達と一緒にベトナムで事業展開していくのも面白いのではないか?と考えております。
3期目に入る「ひかりバナナ」。ベトナムからやってきた若い力のおかげで、さらに良いバナナが実りそうです!
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