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籾殻くん炭つくり

皆さんは「くん炭」をご存知でしょうか?
くん炭という言葉は知らなくても、秋の田んぼなどで

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このような光景は「あ、見たことがある!」と言われる方は多いのではないでしょうか。
これは、精米のときにとれる米の外側についた籾殻を400度以下の低温でいぶし、炭化させる作業の様子になります。
昔から行われているくん炭作りですが、このくん炭は、植物が嫌う酸性の土壌をゆっくりとアルカリ性に変えてくれる作用があります。
特に近年は、酸性雨の影響で多くの場所で地質が酸性に傾いてますので、その対策は必須です。

地質をアルカリ性にするのに石灰等も使うのですが、くん炭はその効果が穏やかに長く続き、植物にも優しいのです。
あと、やはりこのくん炭作りの様子や、煙の匂いが農村の秋ならではの情緒を醸し出してくれますし、保水性や通気性、排水性の良い土壌にしてくれます。

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炭ですので、肥料などの臭いの軽減にも(若干ですが・・・)役立ってくれますし、化学肥料等を使わない森林の里のコンセプトにぴったりなのです。

これから本格的に冬支度がはじまりますが、バナナ農園の方は夏に大きく育ったバナナの収穫時期と言うこともあり、忙しくも活気に溢れた農作業を楽しんでいます!
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[ 2021/10/21 10:14 ] 農の聖地 | TB(-) | コメント(0)

3年目です

2018年の10月、岩田の農園ではじめての国産バナナを植え付けました。
あれから3年、順調に育ってくれてるように思えたバナナでしたが、なかなか追熟しない個体があったり、思った以上にバナナにつく害虫がいたりと、試行錯誤が連続したような毎日を送ってきました。

なかなか大変な時期もあったのですが、森林の里にベトナム人助っ人のブン君が来てくれてから大きく流れが変わりました。
幼い頃からバナナやココナツが育つのを身近に観ていたブン君は、バナナの木の状態をすぐに把握し、ちょっと弱ってるバナナにはどうしたら良くなるのか適切なアドバイスをしてくれます。

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そのおかげもあって、9月頃から150g前後の大きくて甘い、香りの良いバナナがたくさん収穫できるようになりました。
先週、先々週あたりにバナナを購入してくださったお客様には感じていただけていると思うのですが、香りも抜群に良いバナナに育っています。
是非、多くの方に食べていただきたい自慢のバナナ。

ですが、もっともっと美味しいバナナを育てる事が出来るはず。ブン君、森林の里スタッフ、みんなで力を合わせて美味しいバナナ作りに励んでいきます!

また、この春からバナナの露地栽培にも挑戦しています。
嬉しいことに、先日第一号の「花」がつきました!

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森林の里の農園以外でもテスト栽培をしているのですが、その中の一本です。
ハウスが無くても、純粋に日本の気候でも花が咲いたという事実は、本当に嬉しく意味のある出来事でした。
もちろん、これから立派なバナナが育ってくれないといけないのですが、まずは第一関門突破、といったところでしょうか。

岩田小学校に植えたバナナも順調に育っているようです。

バナナを育て始めて3年。まだまだ解らないことも沢山ありますが、いつか近い将来、どこの売り場でもバナナは国産無農薬栽培の物が当たり前!になる日が来ることを目指して頑張っていきます!
[ 2021/10/05 13:36 ] バナナ | TB(-) | コメント(2)