桜が見頃を迎えていますが、稲作の準備も本格的に始まりました。
昨年は4月後半に田植えをして、周りの農家さんから「早すぎる」と言われたのですが、温暖化による気候の変動を考慮し、この時期に植えた結果、台風からの被害も最小限にとどまり、お米の出来も非常に満足のいくものになりました。
桜の開花状況を見ても、今年も去年と同じくらいのスケジュールでいけると考えております。

レンゲの花が可愛らしく咲いています。
レンゲは、根にある「根粒」というこぶに「根粒菌」という細菌をすまわせます。
根粒菌には、空気中の窒素を植物の使える形に変える特別な能力があり、これが稲作には大変重要な養分になってくれるのです。

農薬を使わない分、自然からの恵みをしっかりと受けることが出来るよう、環境を整えています。
忙しくも活気に満ちた日々がはじまります。美味しいお米が実るよう、頑張ります!
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あいにくのお天気が続いてますが、暖かくなってきたからか、ここ光市でも桜が開花しはじめました。
出来る事なら、お天気が回復してから満開になってほしいですね。

畑の方も、新たにじゃがいもと大根を植えるため、土壌を整えています。
春が来るのは嬉しいものですが、害虫たちとの戦いが始まる時期でもあります。

農薬を使わない森林の里の畑には、元気いっぱいの昆虫がうようよ。

かわいいモンシロチョウも、その幼虫はキャベツや大根の葉を食い荒らすやっかい者です。
チョウチョを駆除するのは少しかわいそうなので、産卵された卵を潰すようにしています。
思うのですが、通常、嫌われ者の役回りになることが多い「蛾」は、幼虫時代にはあまり食べられても害にならない雑草とか樹木の葉に付き、可愛らしいモンシロチョウやアゲハ蝶の幼虫はキャベツや大根、柑橘系の果物やパセリなど、人にとって大切な植物の葉っぱを食べてしまいます。
まあ、ヨトウガの様に植物なら何でも食べてしまうような厄介な蛾もいますが・・・・

ただ、私たちを助けてくれる昆虫もいます。
この写真の虫は、姿はちょっと気持ち悪いですがナナホシテントウの幼虫です。
植物の汁を吸う害虫であるアブラムシを食べてくれる頼もしい虫です。
これからまた次の冬がくるまでは、作物を食べてしまう虫たちとの戦いにかなりの手間を取られてしまうのですが、それでも安全で安心して食べることが出来る、という事の方が重要です。
もともとは自分たちが食べる用に始めた畑ですが、農薬を使わずに育てられた野菜が欲しい、と言ってくださるお客様の為にも安全で美味しい野菜にこだわっていきたいと思います。
一年を通して収穫できる国産バナナですが、やはりどうしても「谷」に当たる季節があります。
冬の寒い時期は、樹の成長が遅くなり、花がつくペースも落ちてしまうのです。
その時期のバナナが実るのが春先から初夏にあたります。
バナナが小ぶりになり、色付く(黄色になる)のに時間がかかってしまうのです。

ただ、甘味の強さは夏に育ったものと比べると強く感じ、食感も独特の物があり、「小さいけれど、私はこの時期のバナナが好きです」と言ってくださるお客様もおられます。
この時期は収穫量もちょっと落ちてしまいますので、春先は新しい株分が主な作業になります。

まだまだ小さいですが、元気一杯の若いバナナの樹が沢山出てきています。

この中から、特に状態の良いものを残して育てていきます。
また、コーヒーの樹も順調に育っています。

まだまだ商品化するには数が足りませんので、今年は本数を増やす予定です。

一日も早く、皆様に光市産のコーヒーをお届けすることが出来るよう、がんばります!
外はまだまだ「春」と言うには寒いのですが、バナナハウスの中は、晴れた日だと半袖シャツでちょうど良いくらいです。

バナナは、育った時期で性格がちょっと異なります。

寒い冬に花がついて育ったバナナ、今の時期のもそうですが、5月から6月中ばに収穫されるバナナは、しっかり完熟させないと食感がちょっと固くなります。甘さも若干弱い感じです。
でも、シュガースポットが出るくらいまで追熟させた物はモッチリした土岐有徳の食感で、とっても甘くなります。
そして、この暖かくなり始めた頃についた花。

ここから育ったバナナは少し緑色が残ったような、まだ追熟途中のものでも、酸味と甘さが混同してて美味しいです。

冬のバナナと一番違うのは、この状態があるかないか、でしょうか。
食感も少し変わってて、若いバナナは固いことは固いのですが、食べにくい固さではありません。
どちらのバナナも、完熟すると安定した甘さと食感なのですが、特に今現在販売されているバナナは、しっかり完熟させてからお召し上がりいただけたらと思います。