一年を通して収穫できる国産バナナですが、やはりどうしても「谷」に当たる季節があります。
冬の寒い時期は、樹の成長が遅くなり、花がつくペースも落ちてしまうのです。
その時期のバナナが実るのが春先から初夏にあたります。
バナナが小ぶりになり、色付く(黄色になる)のに時間がかかってしまうのです。

ただ、甘味の強さは夏に育ったものと比べると強く感じ、食感も独特の物があり、「小さいけれど、私はこの時期のバナナが好きです」と言ってくださるお客様もおられます。
この時期は収穫量もちょっと落ちてしまいますので、春先は新しい株分が主な作業になります。

まだまだ小さいですが、元気一杯の若いバナナの樹が沢山出てきています。

この中から、特に状態の良いものを残して育てていきます。
また、コーヒーの樹も順調に育っています。

まだまだ商品化するには数が足りませんので、今年は本数を増やす予定です。

一日も早く、皆様に光市産のコーヒーをお届けすることが出来るよう、がんばります!
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外はまだまだ「春」と言うには寒いのですが、バナナハウスの中は、晴れた日だと半袖シャツでちょうど良いくらいです。

バナナは、育った時期で性格がちょっと異なります。

寒い冬に花がついて育ったバナナ、今の時期のもそうですが、5月から6月中ばに収穫されるバナナは、しっかり完熟させないと食感がちょっと固くなります。甘さも若干弱い感じです。
でも、シュガースポットが出るくらいまで追熟させた物はモッチリした土岐有徳の食感で、とっても甘くなります。
そして、この暖かくなり始めた頃についた花。

ここから育ったバナナは少し緑色が残ったような、まだ追熟途中のものでも、酸味と甘さが混同してて美味しいです。

冬のバナナと一番違うのは、この状態があるかないか、でしょうか。
食感も少し変わってて、若いバナナは固いことは固いのですが、食べにくい固さではありません。
どちらのバナナも、完熟すると安定した甘さと食感なのですが、特に今現在販売されているバナナは、しっかり完熟させてからお召し上がりいただけたらと思います。