今年、ようやく実ったパイナップルですが、最初の一個だけでその後は花も付きませんでした。
色々と調べてはみるのですが、樹自体が成熟するまでもう少しかかるようです。
それでも、20株まで増やしたパイナップルはしっかり育ってくれているようです。

特に害虫がつくような様子も無く、葉にも勢いがあります。

新たに株分した物も、順調に育ってくれてますので、来年こそは皆様にも国産パイナップルを味わっていただくことが出来るよう頑張っていきたいです。

今年は異様なまでの猛暑、そして急な冷え込み、さらに降水量の少なさと農家にとって難しく厳しい一年になりました。
これが、また来年も続くのか、良くなるのか、もっと悪くなってしまうのか・・・考えれば考えるほど不安になってしまうのですが、自然が相手の事。あれこれ悩んでもしかたありません。
今できる事をしっかりとやりきり、対策を練って、愛情を込めて育てていきたいと思います。
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昨日、YOUtubeを視てましたら、懐かしい、徳光さんが司会をされてたころの「ズームイン朝」という番組をみつけました。
その中で、全国各地の朝の気温や、これからお天気がどうなるかを伝えているのですが、「今日は全国各地で30度を上回る暑い1日になりそうです」と言っており、やはり現在の35度を超えるのが当たり前なのは、当たり前、ではなく異常なのだと改めて認識しました。

その暑い日がつい最近まで続き、ここに来ていきなり夜は10度を下回り始めましたので、バナナ達もちょっと寒そうにしているように見えます。
いくらハウスの中とはいえ、お日様の出てない夜間はしっかり気温が下がります。
今年は、バナナの株分も寒さに強そうな個体というのを意識して選定していこうと考えてます。

コーヒーの実も、赤くなるのが少し遅いように感じます。
こういう、これまでとは違う気温の変動というのは、植物も敏感に感じているように思います。
ただ

寒さを感じて居なくなってほしい害虫、特にコーヒーに付くカイガラムシは平気な顔をしています。
カイガラムシは刷毛を使って丁寧に取り除いていくのですが、小さくて結構な力でくっついてますので、駆除するのも一苦労なのです。

農薬を使わなかったり、もともとは日本で育たない果物を栽培したり、主流から離れた、人と違う事をするのはなかなかに大変で、色んな困難があります。
乗り越えた、と思えばまた新たな問題が出たり、解決策が見つからなかったり。
それでも、色々勉強し、試行錯誤を繰り返し、安心して食べることの出来る美味しい果物・野菜を育てるために、頑張っていきたいと思います。
11月に入り、朝・晩はぐっと冷え込むようになりました。
ただ、日中は作業をしていると思わず「暑い」と口から出てしまうような陽気で、ハムシやバッタ・イナゴ類の害虫もまだまだ活動しています。

中でも、ヨトウガの幼虫、ヨトウムシは真冬でも葉っぱを食い荒らす、恐るべきイモムシ。

だいたい、蝶や蛾の幼虫は、例えばモンシロチョウならキャベツ、キアゲハはミツバやパセリ、と食害する葉っぱが決まっているのですが、ヨトウムシは何でも食べてしまいます。
害虫が寄り付きにくいイメージのネギも食べます。

さらに厄介なのが、ヨトウムシ(夜盗虫)の名の通り、夜に活動して昼間は土の中に潜っているので見つけにくいんです。

こんな厄介なヨトウムシですから、色々研究され、有効な農薬もあるのですが・・・・
国が定めた基準では、人体に影響は無い、とされていますが、やはり怖さを感じてしまいます。
これまで通り、コツコツと手間をかけて、一匹一匹見つけてはやっつけていき、安心して食べることのできる、食べていただくことのできる野菜を育てていきます!