皆さんは「くん炭」をご存知でしょうか?
くん炭という言葉は知らなくても、秋の田んぼなどで

このような光景は「あ、見たことがある!」と言われる方は多いのではないでしょうか。
これは、精米のときにとれる米の外側についた籾殻を400度以下の低温でいぶし、炭化させる作業の様子になります。
昔から行われているくん炭作りですが、このくん炭は、植物が嫌う酸性の土壌をゆっくりとアルカリ性に変えてくれる作用があります。
特に近年は、酸性雨の影響で多くの場所で地質が酸性に傾いてますので、その対策は必須です。
地質をアルカリ性にするのに石灰等も使うのですが、くん炭はその効果が穏やかに長く続き、植物にも優しいのです。
あと、やはりこのくん炭作りの様子や、煙の匂いが農村の秋ならではの情緒を醸し出してくれますし、保水性や通気性、排水性の良い土壌にしてくれます。

炭ですので、肥料などの臭いの軽減にも(若干ですが・・・)役立ってくれますし、化学肥料等を使わない森林の里のコンセプトにぴったりなのです。
これから本格的に冬支度がはじまりますが、バナナ農園の方は夏に大きく育ったバナナの収穫時期と言うこともあり、忙しくも活気に溢れた農作業を楽しんでいます!
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