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バナナ育っています。

昼間はポカポカ暖かいですが、お日様が沈むと「寒い」という言葉がついつい出てしまうような時期になってきました。
南国育ちのバナナには厳しい環境ですが、「もんげーバナナ」は順調に育っています。

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とはいうものの、まだまだ植え込み作業も途中ですが。

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まだ鉢に入っている苗は、隣でまだ建設途中のハウスに植えられるものです。ちょっと居候させてもらって、ここの気候に慣れてもらっています。

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良くみると、下の方の葉っぱが黄色くなったり、部分的に枯れたようになっていますが、これは病気や育成不良などではなく、新しい葉っぱが下の古い葉っぱから養分を吸い取って行くことでこうなるのです。このことを知らせて無かったスタッフが、部分的に変色した葉っぱを切り落とそうとして大変焦りました。
この、一見枯れ始めたように見える葉っぱは、新しい葉っぱが育つのになくてはならない物なのです。

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ここまで枯れて、ようやく切り落とす段階です。この写真の物でも、まだ根元の方が黄色く生きてますのでもう少し頑張ってもらいます。

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そして、下の葉っぱが役目を終えるころ、かわいらしい新しい葉っぱの芽が出てきます。

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これは、古くなって役目を終えた葉っぱを「トリミング」した跡です。
このトリミングの作業は、実は大変神経を使う作業なのです。バナナにとっては「身を切る」わけですから、そこから雑菌等が入ってしまわないよう、切るのに使うカッターやハサミは一本ごとに取り替え、消毒してから次の作業に入ります。

まだまだ根がはってない状態ですので、成長スピードが緩やかなのですが、これがしっかり根を張って本格的に育ち出すと、このトリミングの作業だけでも大変になってきます。

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いつか「凍結解凍覚醒法」を説明しているカテゴリの記事で紹介させていただこうと思っているのですが、この「凍結解凍覚醒法」から生まれた植物は、「氷河期効果」という性質を持っており、葉緑素が通常の約2倍あったり、成長スピードが早かったりと、農作物として大変ありがたい物に生まれ変わっているのです。

今植えられているバナナ達も、この冬の間に花が咲き、夏が近く頃には立派な「もんげーバナナ」を収穫することが出来ます。

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隣の新しい7棟のハウスも完成に近づき、これから堆肥を埋めて苗を植えて行きます。
また、この奥にも新しいハウスの建設を予定しています。まだまだ「ホッ」と息をつく間も無い状況ですが、すくすく育つバナナの苗を見ているとぐんぐんやる気が湧いてきます。
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[ 2018/10/25 18:13 ] 開拓 | TB(-) | コメント(0)

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