「凍結解凍覚醒法」により引き出される植物の能力は、熱帯の物が寒い地方でも育つ、という事だけに止まりません。
我々は、この事を「氷河期効果」と呼んでいます。
凍結解凍覚醒法を生み出すにあたって使われたパパイヤ。このパパイヤという植物は熱帯の植物ですので、もちろん日本で育つことはありませんでした。気温が13°を下回ると枯れてしまいます。
凍結解凍覚醒法で生まれ変わったパパイヤはこの日本で育ち、見事な実を収穫することができるのですが、「氷河期効果」がもたらすのはそれだけではありません。
凍結解凍覚醒法で生まれ変わったパパイヤの遺伝子解析を行ったところ、DNA転写が通常の30倍以上という結果が得られました。理論的には、DNAの転写が30倍ということは、通常の30倍のスピードでの成長が可能ということです。もちろん30倍というのは理論値ですので現実的には数倍ですが、それでものパパイヤが通常の半分以下のスピードで収穫できるようになりました。

植物は、周りの環境に合わせてその形態や性質を進化させていきます。凍結解凍覚醒法は、その進化を一旦リセットし、本来その植物が持っていた能力を新しい環境に合わせて最大限に引き出方法してくれます。地球に最後の氷河期が訪れる以前のバナナやパパイヤが、実際どのような形状で、どういう環境で育っていたのか、それを正確に判明させることはできませんが、その秘めたる能力は、我々人間の持つ既存のものさしでは計り知ることが出来ないほどの物だったのではないでしょうか。
凍結解凍覚醒法の産みの親である田中節三氏の元では、まだまだ研究も進められています。「皮ごと美味しいもんげーバナナ」の誕生は衝撃的な出来事でしたが、今後さらに驚くような、ワクワクするような発見もあるのではないでしょうか。
私はそれが、今から楽しみでなりません。
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