この事業は、現在はバナナ農園での「もんげーバナナ」の栽培に向かって進んでいますが、実はそれだけではありません。
これまでにないアプローチで「食の安全」を追求し、様々な商品の研究・開発も行っています。
今日は、その中の一つである「ジャム」のご紹介をさせていただけたらと思います。

これは、左側の黄色いのが「もんげーバナナ」、右側の赤いのが、もんげーバナナと同じ凍結解凍覚醒法を用いて作られた「パパイヤ」を使ったジャムです。
このジャムは、もんげーバナナの方が半年、パパイヤの方は3年、常温で保存してきたもの。そして、この両方とも防腐剤等の添加物はもちろん、砂糖すら使ってない、果肉のみで作られたものなのです。

では、なぜ腐らないのか。
ハチミツは、常温でも腐りません。炎天下の元にずっと置いていてもその品質は変わりません。
このハチミツが腐らない仕組みを時間をかけて研究し、突き止め、それを用いているのです。ですので、逆に冷蔵庫に入れることによって劣化してしまいます。

バナナは、皮をむいて実をさらした状態にすると茶色く変色してしまいますが、この状態ですと作った時のままの色も保たれます。また、もんげーバナナも、このパパイヤも、もとから糖度が非常に高いので、砂糖を使わなくても十分な甘みがあるのです。
常温で保存し続けたものですが、今、摘んできた物で作ったままのような香味は、この製法ならでは。
ただ、このジャムにも欠点があります。防腐剤の代わりに腐らせない為に使用する酵母は、バナナの「でんぷん」を分解し、「糖」にしていきます。ですので、あまり長時間保存するとジャムとして甘すぎる物になってしまいます。お砂糖も一切使用していないのに、です。
今回の試食で使用したジャムは、それぞれバナナの方が半年、パパイヤの方は3年経過したものですが、どちらも若干甘みが強くなっていました。
甘すぎるジャムになってしまったものは、お菓子の具材として利用できます。以前、このジャムを使ってマフィンを作ってみたところ、大変好評でした。
現在は、まだまだ商品化するには原材料のもんげーバナナや、その他の凍結解凍覚醒法で作られた作物が希少なため仮に製造が出来ても非常に高価なものになってしまうのですが、今からその数をどんどん増やしていき、より多くの方にお届けが出来るよう頑張っていきたいと思っています。
10月末には、バナナ農園の第一弾が完成します。興味のある方は、ぜひ見学に来ていただけたらと思います。
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防腐剤はおろか砂糖さえも添加しないで腐らないとは不思議ですね
蜂蜜と同じとのことですが、自然のエネルギーは凄いものがあります。
こうしたエネルギーをいかに効率的に使いこなすかで、子供たちの世界が変わってくるのでしょうね
K様、コメントありがとうございます!
植物や、昆虫たちが自然界の中で生き抜いていく為に備えたチカラというのは、まだまだ知られていない物が多く、我々人間が健康的な生活を営んでいく為に活用出来る物はまだまだあるのでは?と思います。
ただ、現状では大量生産できるほどの体制が整っておらず、商品として普及させるには高価すぎるものになってしまいます。
バナナを始め、もっと多くの方に生産に携わっていただき、生産量を増やし、「誰でも」に食べていただける物にしていきたいと考えております。
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