バナナのハウス工事は順調に進んでいます。
今回は、ここで栽培される「もんげーバナナ」を産み出した「凍結解凍覚醒法」についてお話しさせていただこうと思います。
ただ、全部を一気に、となるとかなり長くなってしまいますので、まずはその「きっかけ」の部分を。
およそ1万2000年〜1万3000年も昔に、人類がバナナを食べ始めた。そういう記録が残っています。
1万3000年前というと、7万年前から続いていた氷河期の終わりで、「最終氷期」という時代で、バナナの起源と言われるインドネシアも氷河で覆われていました。
その氷河のある時代にバナナが生まれた・・・それは植物の進化から考えてありえない事です。
氷河期が始まる7万年よりも前に、すでにバナナは存在し、氷の中でカチカチに凍っていた。
それが氷河期が終わる事で息を吹き返し、蘇生した。そう考えられます。今は、主に暑い場所で育っているバナナですが、氷河期からその後の温暖化に順応していった。もしかしたら、本来バナナは、実は寒さにも強い性質を持ち、この日本でも栽培は可能な植物ではないか。

しかしながら、その1万3000年も前に極寒の土地で実をつけていたバナナは、すでにこの世には
存在しません。
その、寒さにも耐えるバナナを、なんとか再現できないだろうか。
そんな思いから、気の遠くなるような試行錯誤を重ね、もんげーバナナの産みの親である田中節三氏は「凍結解凍覚醒法」という
魔法のような技術にたどり着いたのです。
この、たどり着くまでの過程はまた後日、ご紹介させていただきたいと思います。
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